主にレントゲン検査と超音波検査の2種類があります。
レントゲンは体全体の構造の把握を得意としています。例えば肝臓が大きいとか腎臓の形がおかしいといった異常を発見することができます。また骨や空気も評価できるので、骨折や肺炎などの診断も可能です。ただし、内部構造の把握は苦手としています。例えば腎臓の構造がおかしいということまでは分かっても腎臓のどの部分がおかしいのかといったことまではわかりません。また静止画であるために動きの把握はできません。
超音波検査は内部構造の把握を得意としています。例えばレントゲンで肝臓に問題があった場合、超音波検査をすることで肝臓の中に腫瘍らしき構造物があるなどの異常を発見することができます。またリアルタイムの動画で検査を行うので心臓の動きや胎児の確認などには抜群の威力を発揮します。苦手としているものは断面画像(スライス画像)になるので、全体像の把握は少し苦手としています。どちらの検査もほとんど痛みを伴いません。
デジタル化されたレントゲン。現像が必要ないので診断をよりスピーディに行えます。デジタル画像処理により異常部位を拡大させたり、白黒の濃淡を調節ができ、よりわかりやすい説明ができます。
鮮明で高品質な画質、多機能心機能検査(パルスドプラ機能、連続はドプラ機能)が可能な超音波検査装置。高品質な画像により分かりやすい説明ができます
血液検査には大きく分けて全血球算定検査と血液生化学の2種類があります。全血球算定検査は赤血球、白血球、血小板の数や形などを測る検査で、血液生化学検査は内臓の機能の検査になります。内臓からでる物質の量を測定しそこから内臓の機能に異常がないかを調べます。
約60秒で赤血球数、白血球数、血小板数を計測できます。
同時に21項目と大量の測定が可能です。また緊急な動物さんの検査を割り込みで測定することもできます。
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