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ペットの健康管理 大切なこと


大切な家族の一員だから元気に少しでも長生きして欲しい。それは飼い主様だけでなく、診療に携わる私たち獣医師の願いでもあります。家族に囲まれて幸せそうに過ごしているペットの姿、そういったものに触れられたときに獣医師としての喜びを感じています。最近は以前に比べてペットの寿命も延びています。医療技術の進歩という側面もあるのでしょうが、家族の一員だからと大切にする方が増えてきているのだと喜んでいます。しかし一方で、寿命が延びるにしたがって大きな病気を患ってしまう子もしばしば見かけるようになりました。

ペットには健康で長生きして欲しい。そのためにお願いしたいことがあります。一つは予防をしっかりとしましょうということです。ペットの身の回りには様々な病原体があり、なかには命取りになってしまう感染症も少なくありません。予防でふせげる病気は避けましょう。もう一つは定期健診をしましょうということです。発見が遅れてしまい、治療ができない状態(末期)で病院に来院される方もいらっしゃいます。全力は尽くしますが、助けられず歯がゆい思いをしたことも一度ではありません。もちろん、大病を患わず天寿をまっとうすることが一番ですが、普段の生活のなかで病気を患ってしまう子も多くいます。その場合は、病気を初期の段階で素早く発見し、治療を早期に行い根治を目指すことが重要です。

>> 定期健診についてはこちらをご覧ください

予防について
予防方法身の回りにいる様々な微生物のなかで“悪さをする病原体”が原因でなってしまう病気を「感染症」といいます。感染症の原因となる病原体は数多く存在しており、感染経路も「口や鼻から直接吸い込んでしまう」「お母さんからもらってしまう」「病気を持っているもの(ノミやダニなど)と接触してしまう」など様々です。

症状も熱が出たり、咳をしたり、もどしてしまったり、下痢をしたりと様々あり、時に命を落としてしまうこともあります。そんな怖い感染症ですが、いくつか代表的なものには避ける方法(予防する方法)がありますので、避けられる病気についてはしっかりと予防するようにしましょう。具体的な方法はワクチン、ノミ・ダニ予防、フィラリア予防になります。

ワクチン
カラダには、自分を守るための手段として免疫というシステムがあります。一度かかってしまった病気(病原体)に対して抵抗力をつけ、次に同じ病原体が入ったときにやっつけるという仕組みです。

これを利用したものがワクチンです。あらかじめ処理して病原性を弱めた病原体を注射でわざと体内に入れ、きつい症状を起こすことなく抵抗力をつける方法です。当院ではすべての犬や猫への接種を勧められているコアワクチンを含む混合ワクチンの接種をおすすめしています。

狂犬病ワクチン
狂犬病を予防するワクチンです。生後三ヶ月以降のわんちゃんに年一回接種することが法律で義務づけられています。

混合ワクチン
3種混合、5種混合、8種混合などいくつかの混合ワクチンが利用できます。数が大きくなるほど、予防できる病原体が多くなります。抵抗力のしっかりしていない子犬や子猫に感染すると、ときに命を落としてしまうこともある怖い病気を予防します。

ノミダニ予防
ノミダニ
ノミやダニはかゆみなどの精神的なストレスだけでなく、健康に重大な問題を起こすことがあります。室内飼いだから安心ということはなく、散歩や人間の服から寄生することもあります。ノミやダニが媒介する病気には以下のようなものがあります。

ノミアレルギー性皮膚炎
我慢できない激しいかゆみを引き起こします。瓜実条虫
慢性的な下痢や嘔吐を起こす寄生虫です。
犬バベシア症
貧血を起こし、ひどくなると命を落とすことも。
猫ヘモバルトネラ症
赤血球が壊され貧血を起こします。
ライム症
神経症状、発熱、食欲不振を起こします。
猫ひっかき病
猫ちゃんには無症状ですが、唾液や目やにから人に感染し、リンパ節炎を起こします。

フィラリア予防
フィラリア
フィラリア症とは、フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が心臓に寄生することで様々な症状が引き起こされることです。犬の感染が多いものの、猫にも感染します。蚊が飛びはじめる時期から飛び終わるまで、月一回予防薬を飲むことで予防ができます。

フィラリアの症状は、わんちゃんの場合は慢性的に病気が進行し、疲れやすくなる、元気消失、食欲不振などの症状を示します。ひどくなるとお腹に水が貯まり、心不全で亡くなってしまうこともあります。猫ちゃんの場合はわんちゃんにくらべ激烈な反応を示します。

 
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