カラダには、自分を守るための手段として免疫というシステムがあります。一度かかってしまった病気(病原体)に対して抵抗力をつけ、次に同じ病原体が入ったときにやっつけるという仕組みです。
これを利用したものがワクチンです。あらかじめ処理して病原性を弱めた病原体を注射でわざと体内に入れ、きつい症状を起こすことなく抵抗力をつける方法です。当院ではすべての犬や猫への接種を勧められているコアワクチンを含む混合ワクチンの接種をおすすめしています。
狂犬病を予防するワクチンです。生後三ヶ月以降のわんちゃんに年一回接種することが法律で義務づけられています。
3種混合、5種混合、8種混合などいくつかの混合ワクチンが利用できます。数が大きくなるほど、予防できる病原体が多くなります。抵抗力のしっかりしていない子犬や子猫に感染すると、ときに命を落としてしまうこともある怖い病気を予防します。
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